2025年の投資環境を形作る主要因子
1. 金利環境の変化
米国の長期金利は2024年後半から上昇基調を強めており、2025年もこの傾向が続く可能性が高いと予想されます。長期金利が上昇すると株価にどのような影響を及ぼすかというと、長期金利が高騰すると、PER(株価収益率)低下します。株価はEPS(一株あたりの利益)×PERで求まりますので、長期金利が上昇しPERが低下すると株価は低下します。なので、2025年は米国を中心に、特にPERが高いハイテク株が苦戦することが想定されます。
2. インフレリスクの再燃
エネルギー価格の上昇や供給制約により、インフレ率は再び上昇傾向にあります。2024年第4四半期のCPI(消費者物価指数)は前年比3.2%上昇と、市場予想を上回るペースで推移しています。そしてインフレが再燃すると金利が上昇します。
3. テクノロジーセクターの評価
AI関連銘柄を中心に、テクノロジーセクターの株価評価は割高な水準に達しています。主要なAI企業の平均PER(株価収益率)は40倍を超え、バブル的な様相を呈しています。長期金利が低下しPERが低下すると、特にAI関連銘柄を中心としたハイテク株が売られると思います。
推奨ポートフォリオ戦略
上記の環境を踏まえ、以下のような資産配分を推奨します:
- 仮想通貨(30%)
- ビットコインを中心に、イーサリアムなどの主要アルトコインを組み入れ
- ただし、過去の傾向を踏まえると2025年にピークをつける可能性が高いため、2025年中に売り切る。
- 金・金鉱株(10%)
- インフレヘッジ
- 地政学リスクに対する防衛的資産
- 新興国株式(20%)
- 割安な株価水準
- 高い経済成長率
- 5~6年後を見据えて買い集めておくイメージ
- バリュー株(40%)
- 配当利回りの高い優良企業
- インフレ耐性の高いビジネスモデルを持つ企業
- 主なセクター:生活必需品、金融、不動産、ヘルスケア
実践的なアドバイス
- 定期的なリバランスを行い、資産配分比率を維持する
- ドルコスト平均法を活用し、市場の変動リスクを抑制
- 各資産クラスの相関関係を考慮し、分散投資効果を最大化
最後に、2025年は投資環境の変化が予想されますが、それは同時に新たな投資機会の到来も意味します。リスク管理を徹底しながら、長期的な視点で投資を行うことが重要です。また、仮想通貨や株の具体的な銘柄について、今後のブログで発信します。
※本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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