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8月, 2024の投稿を表示しています

【上昇間近】ビットコイン(BTC)のチャート分析_8/26

  こんにちは、bybitマスタートレーダーのシュウです。 今回は ビットコイン(BTC)のチャート分析 を行います。 ・前回の振り返り( 記事はこちら ) 前回は、日足レベルの三角持ち合いに注目し抜けた方向についていきたいと分析していました。結果としては上抜け大きく上昇しました。私としては抜けた瞬間を見逃しポジションをもてなかったことが残念であり、レンジが煮詰まった時は今後何があっても見ておかねばと反省中です。 ・マクロ環境_週足 では今週の分析を始めます。まずは週足チャートからマクロ環境をみていきます。 依然として、 青ラインをレンジスタンス 、 紫ラインをサポートとしたレンジ相場 が続いています。前回までは上と下のどちらにも行く可能性がありましたが、 今週足がその前の足の上ヒゲを回収した上で陽線を付けたことにより、上昇する可能性が高くなりました。 今後が非常に楽しみな確定足になりましたね。 少なくとも、青ラインまでは上昇してくる と思います。 「ビットコイン(BTC)の週足チャート」 ・ミクロ環境_日足、4時間足 次にミクロ環境をみていきます。日足チャートを確認しましょう! 先週で1か月間持ち合っていた三角持ち合いをついに上抜けました。 より下位足でみると赤ラインのレジサポ転換もしっかり確認していますので、これだけ強い上昇になっています。 さらに日足のMACDがゴールデンクロスしていることもプラスな点です。落ちてきても買いが入りやすいと思います。上昇した後に買うことは危険ですので、少し下げるのを待ってロングポジションを取っていきたいところです。 「ビットコイン(BTC)の日足チャート」 最後に4時間足チャートを確認します。 4時間足レベルでみると、 小さなダブルトップ(紫)を形成 しています。これは下落を示唆するチャートパターンであり、すでにネックラインをわり機能していますので、これから短期的には下落すると思います。ただ大した規模のダブルトップではないので、 下げても61500~62500ドル だと思います。この辺りでロングポジションを取っていきたいですね。 「ビットコイン(BTC)の4時間足チャート」 ・「まとめ」と「トレード戦略」 まとめとしては、週足レベルでレンジを継続中である。現在はレンジの中で上昇優位な相場。 トレード戦略としては、ロング主体で戦いた

【期待大!】アプトス(APT)のチャート分析_8/25

 こんにちは、bybitマスタートレーダーのシュウです。 今回は上昇に向けたチャートパターンが非常に良い仮想通貨を見つけましたので、その仮想通貨についてのトレード戦略を共有します。 その仮想通貨は アプトス(APT) です アプトス(APT)の紹介記事 アプトスは元メタ社の社員が開発を始めたプロジェクトであり、将来有望だと高く評価されています。概要を知りたい方は記事を読んでみてください! ・マクロ環境_週足 それでは分析を始めます。まずは週足チャートからマクロ環境を分析します。 アプトスは4月上旬から始まった下落が下げ止まり、 緑ライン(4.93ドル) から 橙ライン(7.34ドル)でレンジを形成中 です。 橙ラインを超えることができれば、底固めが完了したとみなされ大きく上昇トレンドが開始 すると思います。 さらに上昇が期待できるもう一つの要因が先週が大きく上ヒゲを付けたコマ足で確定したのにもかかわらず、それを全て打ち消す形で今週足が確定しようとしています。上ヒゲを付けたコマ足は一般的には下落を示唆するローソク足になります。これをうけてショートポジションをとったトレーダーが多くいると思いますので、今週足がこのまま陽線の実体を大きく切り上げる形で確定すれば、大規模なショートの清算が起こり、上昇のエネルギーになります。 以上の点から、非常に上昇が期待できるマクロ環境をなっています。 「アプトス(APT)の週足チャート」 ・ミクロ環境_日足 次にミクロ環境を分析します。 まずは日足チャートの確認です。 日足レベルで、 大きなダブルボトム(紫)を形成中 であることがわかります 。ダブルボトムのネックラインである7.68ドル(青ライン)を超えることができれば、大きな上昇を期待できます。 さらにこのダブルボトムをよく見ると、右の谷の中にさらに小さなダブルボトムを形成し、このネックラインを既に超えている状況です。このダブルボトムの中にダブルボトムがあるパターンは上昇する可能性が非常に高いです。 「アプトス(APT)の日足チャート」 ・「まとめ」と「トレード戦略」 まとめとしては、週足レベル、日足レベルともに上昇を示唆するチャートパターンを形成中。 7.68ドル(青ライン)を超えることができるかどうかが重要ポイント。 トレード戦略としては、 橙ラインから青ラインにかけてショートをう

【意外と知らない】ビットコインと電子マネーの違い

 こんにちは、bybitマスタートレーダーのシュウです。 今回は、知っていそうで意外と理解ができていない 「ビットコインと電子マネー(法定通貨)の違い」 について解説します。 はじめに 近年、デジタル決済は世界中で急速に広まってます。その中心にあるのが、ビットコイン(仮想通貨)と電子マネー(法定通貨)です。両者は一見似ているようで、実は大きく異なる特徴を持っています。本記事では、これらの違いを詳しく解説し、ビットコインの何が既存の電子マネーに比べて優れているのかを説明します。 本文 1. 中央管理vs分散型システム ビットコインと電子マネーの最大の違いは、その管理システムにあります。 電子マネー : 中央機関(銀行や企業)によって管理 されています。取引の承認や資金の移動は、この中央機関を通じて行われます。つまり取引が中央機関により全て管理されています。 ビットコイン : ブロックチェーン技術を用いた分散型システムで運営 されています。取引の承認は、ネットワーク参加者(マイナー)によって行われます。つまり、中央機関により管理されることがありません。それにより、手数料が安かったり決済スピードが速いメリットがあります。 2. 価値の安定性とボラティリティ 価値の変動性も、両者を区別する重要な要素です。 電子マネー : 法定通貨に紐づいているため、比較的安定しています。しかし通貨の発行権を国が持っており、無制限に発行することができるため、基本的に価値は下がり続けます。 ビットコイン : 需要と供給によって価格が決定されるため、高いボラティリティを示します。発行上限・発行スピードが決まっているため、基本的に価値は上がり続けます。 ビットコインの高いボラティリティは、投資家にとってはリスクと機会の両方を意味します。 しかし、時価総額が大きくなるにつれて徐々にボラティリティは小さくなり、利用者にとって使いやすくなると思います。 3. 取引の匿名性と追跡可能性 プライバシーと透明性のバランスも、両者で大きく異なります。 電子マネー : すべての取引は中央機関によって記録 され、必要に応じて追跡可能です。 ビットコイン : 取引はパブリックなブロックチェーン上に記録 されますが、個人を特定する情報は含まれません。 4. グローバルな利用可能性

【耐え相場】リップル(XRP)のチャート分析_8/20

 こんにちは、bybitマスタートレーダーのシュウです。 今回は リップル(XRP)のチャート分析 を行います。 ・前回の振り返り( 記事はこちら ) 前の分析では、現在は週足レベルのレンジの下端におり、レンジ下限付近で買っていく戦略に優位性があると書いていました。そこからレンジ中央まで回復しており、買いは正しい結果となりました。レンジ中央まで戻り、今後どのような値動きが想定されるのか今週の分析を始めます。 ・マクロ環境_週足 前回の復習になりますが、現在も 下限を0.417ドル(橙ライン) 、 上限を0.66~0.73ドル(水色~青色ライン) としてレンジ相場を継続中です。 今は中間水準である0.562ドル(赤ライン)を上抜けている状況 です。過去この中間水準を抜けた後は必ずレンジ上限まで到達していますので、今回もレンジ上限までは到達すると思います。さらに、 レンジ上限についてからの値動きで注目すべき点ですが、水色ライン(0.66ドル)を超えた後は必ずヒゲで押し戻され実体を残すことができていません。 もし水色ラインをこえて実体を残すことができれば買い圧力が強まったことが市場に認識され、上昇トレンド開始の合図になる と思います。 「リップル(XRP)の週足チャート」 ・ミクロ環境_日足、4時間足 次にミクロ環境をみていきます。日足チャートを確認しましょう! 結論言うと日足のチャートパターンは非常に良い です。 きれいな逆三尊(黄色)を形成していること 、 三尊右肩で赤ラインをサポートとしてしっかり試せている からです。 今後は逆三尊を完成させ水色ライン(0.66ドル)を上抜けてくると予測 しています。 「リップル(XRP)の日足チャート」 最後に4時間足チャートを確認します。 日足のチャートパターンが非常に強いとはいえ、 すぐにロングに飛び乗るのは危険 です。(突発的なトレードは必ずやらないようにしましょう)。 短期的には落ちてくることもありうるので、リスクを減らすために、下げてきてから買いたいです。 候補となるのは、0.58ドル(緑ライン) 。このラインは 今回の上昇を作り出したダブルボトム(紫)のネックライン であるので、ここまで下げてきた場合サポートとして機能する可能性が高いです。もしここも割れてきたら、 レンジ中間の赤ライン(0.562ドル)で買いたい です

【レンジ継続】ビットコイン(BTC)のチャート分析_8/19

 こんにちは、bybitマスタートレーダーのシュウです。 今回は ビットコイン(BTC)のチャート分析 を行います。 ・前回の振り返り( 記事はこちら ) 前回は、週足レベルでレンジを形成中であるが、ちょうど暴落してサポートライン付近にいました。ここを耐えることができれば、依然として上目線継続ということで、この付近でロングを打つことを戦略としていました。予想通り上昇し62000ドルまで回復しました。 今後どのような値動きになりそうか、今週の分析を始めます。 ・マクロ環境_週足 まずは週足チャートからマクロ環境をみていきます。 依然として、 青ラインをレンジスタンス 、 紫ラインをサポートとしたレンジ相場 が続いています。そんな中、先週足は上下にヒゲをつけた陰線のコマ足で確定しました。ちょうど買いと売りが拮抗している状態ですね。また8月中旬ということもあり出来高が小さく、ボラティリティが縮小する形になりました。 方向感が出るのをもう少し待ちたいと状況ですね。 「ビットコイン(BTC)の週足チャート」 ・ミクロ環境_日足、4時間足 次にミクロ環境をみていきます。 日足チャートを確認しましょう! 現在は、 赤ラインをレジスタンス 、 水色ラインをサポートとした三角持ち合いを形成 しています。このパターンは先端にいくほど徐々にボラティリティが縮小しエネルギーをためており、抜けたほうに大きく動く傾向にあります。 トレード戦略としては、「 抜けたほうについていく 」か、「 週足レベルのサポートである黄色ライン or 紫ラインに到達してからロングに入りたい 」ですね。  「ビットコイン(BTC)の日足チャート」 最後に4時間足チャートを確認します。 三角持ち合い内の上昇下落のバランスを見ると、下落の方が強いように見えます。上昇するときは緩やかに上昇しますが、下落するときは急激に落ちているのがみてとれますね。夏枯れ相場にいることもあり、一度下落してくる可能性が高いと思います。 「ビットコイン(BTC)の4時間足チャート」 ・「まとめ」と「トレード戦略」 まとめとしては、週足レベルでレンジを継続中である。日足レベルでは三角持ち合いを形成中。 トレード戦略としては、 三角持ち合いを抜けたほうに素直についていきたい。 または、 レンジ下限の紫ライン または 52900ドル(黄色ライン)

【今年注目通貨】ソラナ(SOL)のチャート分析_8/18

 こんにちは、bybitマスタートレーダーのシュウです。 今回は、昨年から急上昇し注目を浴びているソラナ (SOL)のチャート分析 を行います。 ・マクロ環境_週足 ではさっそく分析を始めます。 まずは週足チャートからマクロ環境をみていきます。 2024年3月に大陽線をつけて以後、レンジ相場を続けています。具体的には 水色のレジスタンスライン と 橙色のサポートラインでディセトラ(ディセンディングトライアングル)を形成 しています。一般的には下落に寄与するチャートパターンですが、 今回は教科書通り下落するとは限らない と考えています。その理由としては、2023年度から続く強い上昇相場の範疇におり依然として買いの強さが見てとれるからです。(詳細はミクロ環境分析で説明) また、一般的には下落に寄与するチャートパターンを形成中であり、ショートポジションをもつ投資家が多いことも想定されます。その際、 損切りラインを水色ラインまたはレンジ内高値の200.2ドルに置いているのでここを一たび超えると、再度上昇相場が始まる と思います。 「ソラナ(SOL)の週足チャート」 ・ミクロ環境_日足 次にミクロ環境をみていきます。 重要なレジスタンスラインが3本存在 する状況でした。 そのうちの一つである紫のラインは上抜けすることに成功し、サポートに変換されたことも確認 できています。 残りは水色ライン と 赤ライン(187.3ドル) になります。 水色ラインは一度抜けていることもあり、次に試すときには超えれるのではと考えています が、赤色ラインに関してはそこまでの上昇プロセスをみないと今の状況では判断がつかないですね。 しかし、 赤色ラインを上抜けすることができれば 巨大なダブルボトム(黄色)が完成しますので、大きな上昇が見込めます。 「ソラナ(SOL)の日足チャート」 最後に4時間足チャートを確認します。 直近は青色のレジスタンスラインに頭さえられていましたが、上値けることに成功 しています。まだサポートの確認のために下げてくることはあるかもしれませんが、最終的には上昇すると考えています。 上昇した場合水色ラインを超えれば ダブルボトム(黄色)が完成 しますので、 赤ライン(187.3ドル)を目指す展開になる可能性が高い でしょう! 「ソラナ(SOL)の4時間足チャート」 ・「まとめ」

【法定通貨の落とし穴】価値保存の新たな選択肢

 こんにちは、bybitマスタートレーダーのシュウです。私たちが日常使用している円などの法定通貨。まさかその法定通貨が危ういものだとは、誰も思っていませんよね。常識を疑え、そうして動き出せるものが新しい時代で勝てるのだと思います! はじめに 現代社会において、私たちが日常的に使用している法定通貨。そこに潜む問題点について書きました。これを頭にいれたうえで、投資と向き合うとよいと思います。 1. 通貨の歴史:金本位制からの変遷 かつて世界の通貨は金に裏付けられていました。これを金本位制といいます。1971年のニクソンショック、ドルと金の交換が停止され、変動相場制により移行しました。つまり、現在の通貨はやろうと思えば、無制限に刷ることができます。これを実行するのが中央銀行であり、中央銀行の政策により、通貨の価値は大きく左右されます。 2. 法定通貨の問題点:インフレーションの構想 法定通貨の最大の問題は、その価値が時間とともに減少すること です。通貨供給量が年々増加しているため当たり前ですね。通貨の価値が減るということは、物の価値が相対的に上がるということです。今1000円で食べられている料理が、5年後には1500円払わないと食べれないかもしれない。このように、今のお金の価値と将来のお金の価値は違う、だからこそ法定通貨のまま眠らせておいてはダメなのです。 3. 金とビットコイン:法定通貨の代わりとなりうるか 金は古来より価値の保存手段として機能 してきました。 一方、 ビットコインは「 デジタルゴールド 」とも呼ばれ、その希少性と非中央権性から、新たな価値保存の手段 として注目を集めています。 金の年間供給量増加率は約1.5%であり、ビットコインの新規発行率(2024年時点で約1.8%)も同様に推移しています。これらは、多くの法定通貨のインフレ率(日本で約2%) 、米国で約2-3%を目標)と比較して低く、長期的な価値保存に適していると言えます。 著名な投資家ウォーレン・バフェット氏は、「金やビットコインは生産性がないため投資には向かない」とは批判的ですが、インフレヘッジとしての役割は認めています。 4. リスクと規制:考慮すべき要素 金やビットコインへの投資にも、もちろんリスクは存在します。 価格の変動性が高く、特にビットコインは規制環境の変化によって大きな影響を受ける

【強気継続?】リップル(XRP)のチャート分析_8/7

こんにちは、bybitマスタートレーダーのシュウです。 今回は リップル(XRP)のチャート分析 を行います。 ・前回の振り返り( 記事はこちら ) 現在はレンジを形成中ではあるが、上昇優位な相場になっており、レンジの上端に向けて狙えるところで、ロングポジションを取っていきたい。 候補としては、 0.56ドル(赤ライン) と分析していました。その結果はどうだったのかを踏まえながら、今週の分析を進めます。 ・マクロ環境_週足 現在も 下限を0.417ドル(橙ライン) 、 上限を0.66~0.73ドル(水色~青色ライン) としてレンジ相場を継続中です。 0.56ドル(赤ライン)でロングを狙えるのではないかと分析していた のですが残念ながら、 下抜けて橙のサポートラインまで到達 しました。過去レジスタンスとして 赤ラインが効いてくると想定 していたのですが、 想定以上に水色ラインに到達後の売りが強かった ですね。この場合の立ち回りとしては、 赤ラインを割れた時点で損切り 、 橙ラインに到達後ロングポジションを持つのが勝てる戦略 だったと思います。サポートとして機能しなかったら損切りし、その後の強いサポートラインで再びロングを持つのが定石ですね。 橙ラインは過去何度もサポートとして機能していますので、このラインはそう簡単には抜けない と考えています。 「リップル(XRP)の週足チャート」 ・ミクロ環境_日足 次にミクロ環境をみていきます。 先週末から今週月曜日にかけて大きく売り込まれました。上昇と同程度のスピード感を持って下落していますので、このレンジ内( 橙ライン と 水色ライン )において、どちらが優勢とうのはいまのところないですね。大きく下ヒゲをつけて巻き返しているような状況ですが、MACDがデッドクロスしていること、十分な底固めを作れていないことから、まだ巻き返すような上昇は起きず、 しばらく橙ライン近くで推移する展開が濃厚 だと予測しています。 ですので、今慌てて買うというより、 橙ラインまでしっかり引き付けて買っていきたい ですね。 「リップル(XRP)の日足チャート」 ・「まとめ」と「トレード戦略」 まとめとしては、依然として週足レベルでレンジを形成中、の状況。 現在はサポートライン(橙ライン)付近 にいる。 ここを耐えることができれば、依然として上目線継続。

【まさかの上昇終了?】ビットコイン(BTC)のチャート分析_8/5

 こんにちは、bybitマスタートレーダーのシュウです。 先週末から、日本株・米国株・仮想通貨ともに大暴落しています。私自身も非常に恐怖を感じましたが、複数のシナリオを描いていたおかげで、冷静に立ち回れています。今どうしてよいか分からず、不安を感じている方多いと思いますので、私の分析をみて少しでもトレード・投資戦略に役立てていただければ幸いです。 それでは本日は、とりわけ下落が大きい ビットコイン(BTC)のチャート分析 を行います。 ・マクロ環境_週足 ではさっそく分析を始めます。 まずは週足チャートからマクロ環境をみていきます。 先々週足は大きく下ヒゲをつけたピンバーと買いが強い形で確定していたので、先週足は悪くても先々週足にインサイドする形で引けると考えていました。それがまさかの先々週足を包み込む陰線で確定しました。 60600ドル(橙ライン)を下抜けていることから、市場に相当ネガティブな印象を与えた と思います。 このように強い確定足を付けた後、それを打ち消すほどの陰線を付けた場合には、その後も大きく下がることが多いです。 しかし、今はかろうじて上昇トレンドを崩していない状況にあります。 今年の3月から続くレンジの下限(紫ライン)をぎりぎり割っていないから です。瞬間的には抜けましたが、実体でここを割れない限りはまだ上昇する可能性を残しています。 実体でこのラインを割れた場合は、ロングは損切りした方がいいですが、このラインを割らない限りは、上目線継続でいいと考えています。 「ビットコイン(BTC)の週足チャート」 ・ミクロ環境_日足、4時間足 次にミクロ環境をみていきます。 日足チャートを確認しましょう! 週足でも言いましたが、 レンジ下限(紫ライン)を実体で残すことができるのか注目 ですね。 このラインを割れてしまうと、もう一段下の46800ドルまで下落する可能性がでてきます。 しかし、RSIが30を下回ったことから売りのエネルギーも小さくなり、ここから先はそう簡単に落ちないのではないかと想定しております。落ちるとしても、横で少し持ち合いエネルギーをためた後からだと思います。 「ビットコイン(BTC)の日足チャート」 最後に4時間足チャートを確認します。 水色ラインに囲まれる形で平行チャネルを形成し下落していましたが、サポートラインを割れたことを皮切りに急

【今年大注目】米大統領選が株価と仮想通貨に与える影響

 こんにちは、bybitマスタートレーダーのシュウです。 2024年11月5日、米国大統領選挙 が迫っています。この政治イベントは、世界経済に大きな影響を与え、株式市場や仮想通貨市場にも影響が波及します。本記事では、過去の大統領選挙時の市場動向を分析し、2024年の選挙に向けた最適な投資戦略を探ります。 大統領選挙と市場の関係性 1. 株式市場への影響 S&P500指数の過去50年間のデータをみると、選挙年の平均リターンは非選挙年と比べて約2.5%低くなっています。大統領選がある年は若干リターンが減少していることがわかります。  「大統領選有無のS&P500の年平均リターン」 2. 仮想通貨市場への影響 仮想通貨市場は比較的新しいため、大統領選挙との直接的な関連性を示す長期的なデータの精度は低いです。その中で、2020年の選挙時には、ビットコインが選挙前の3ヶ月で約50%上昇し、選挙後の3ヶ月でさらに100%以上上昇しました。 (ただし、米大統領選以外のイベントとして、この年はビットコインの半減期のもありました。) しかしながら、トランプ氏はビットコインについて肯定的な発言を、ハリス氏は否定的な発言をしていることから米大統領選が仮想通貨に与える影響は間違いなくあり、ボラティリティが増加する可能性が高いため警戒が必要です。ボラティリティが増加する相場では適切なリスク管理をし、チャンスにしていきたいですね。 3. セクター別の影響 大統領選挙は、候補者の政策によって特定のセクターに大きな影響を与えます。例えば: ヘルスケアセクター:医療保険政策の変更により大きく変動 エネルギーセクター:環境政策や化石燃料政策に敏感に反応 テクノロジーセクター:規制政策や国際貿易政策の影響を受ける 大統領候補であるバイデン氏、ハリス氏の政策をみてみると、セクター選びのヒントが得られると思うので、要チェックです。 4. ボラティリティの増加 選挙期間中、特に選挙直前の数週間は市場のボラティリティが高まる傾向があります。VIX指数(恐怖指数)は、過去の選挙時に平均で20%以上上昇しています。 ボラティリティが増加する相場では下記意識して立ち回りましょう! ポートフォリオの再バランス 目的:リスクの分散と潜在的な機会の活用 方法:資産配分を見直し、必要に応

【戦略ガイド】夏枯れ相場を乗り越える

  こんにちは、bybitマスタートレーダーのシュウです。 毎年夏になると、金融市場は 「夏枯れ相場」と呼ばれる停滞期 に入ります。今年も、この現象は、多くの投資家やトレーダーにとって課題となりますが、適切な理解と戦略があれば、チャンスに変えることも可能です。本記事では、夏枯れ相場の原因と対策について深掘りしていきます。 夏枯れ相場の実態 1. 統計で見る夏枯れ相場 過去10年間のデータを分析すると、6月から8月にかけて取引量が平均20%減少し、主要株価指数の上昇率も年間平均の半分以下になる傾向が見られます。7月と8月に明確な落ち込みが見られ、これが夏枯れ相場の特徴を表しています。 下の米主要株価指数であるS&P500の月足チャートを見ても分かるように、 夏場は多くの年が陰線をつけています(水色〇) 。傾向としては7、8月に取引量が下落し9月から取引が活発化し始めます。 「過去10年のS&P500の月足チャート」 2. 夏枯れ相場の原因 バケーションシーズン :多くの投資家や機関投資家が休暇を取ることで、市場参加者が減少する。 決算発表の間の時期 :多くの企業の決算発表が4-5月と10-11月に集中し、夏場は材料不足になる。 3. 市場別の影響 株式市場 :日経平均の過去10年間の夏季パフォーマンスは年間平均の60%程度。 為替市場 :ボラティリティが20-30%低下する傾向。 仮想通貨市場 :相対的に新しい市場ながら、取引量の10-15%減少が観察される。過去のビットコインの値動きを見ても、夏場はパフォーマンスが悪いです(下図)。また今年も8月に入った瞬間下落している状況ですね。 「ビットコイン(BTC)の月足チャート」 4. リスクと機会 夏枯れ相場は低ボラティリティが特徴ですが、突発的なニュースに対する反応は大きくなる傾向があります。例えば、2022年8月のインフレ統計発表後、S&P500は一日で4%以上下落しました。 しかし、「夏枯れ相場は、長期的視点を持つ投資家にとっては絶好の買い場を提供する」という言葉もあるように、 金融商品を安く買うことができるチャンス でもあります。 夏を乗り越えると年末にかけて上昇する傾向にあることから、現物投資であれば基本的に下がったら買っていきたいです。 実践的アドバイス ボラティリティに備

【微益】7月トレードの振り返り

 こんにちは、bybitマスタートレーダーのシュウです。 トレーダーにとって、定期的な振り返りは成功への鍵です。今回は7月のトレード結果を分析し、その教訓を皆様に共有します。この記事を通じて、皆さんも自身のトレードを振り返る重要性を再認識し、より効果的な戦略構築のヒントを得ていただければ幸いです。 7月のトレード分析 1. 全体的なパフォーマンス 7月のトレードは84,000円の利益でした。資金を抑えたトレードの中ではまずまずの数字です。なるべく損失を抑えた上で利益を上げる固いトレードをした中で、今後収益率をさらに上げていきたいと思います。今年中に、30万/月にすることを目指します! 「7月のトレード収支」 2. ビットコインのロング戦略 今回利益をとれた大きな要因はビットコインのロング戦略です。ビットコインは現在レンジ相場にいます。そのうえで、長期的にみると圧倒的上昇トレンドの範疇にいますので、下がったら買うというトレードを行い、それがはまりました。 反省点としてはショート側で思うように利益が上げられなかったことです。レンジ相場であるので、売りでも利益がとれると資金効率が大変よくなります。しかし、ビットコインの値動きとしては基本的に買いが強いためショートは危険だと考えています。そこで上昇が弱いアルトコインに対してショートをうつ戦略をとろうとしました。ただ、値動きが弱すぎて指値がささったり、ささったとしても建値でカットされたりとうまくいきませんでした。 今後、ショートポジションをもつ精度をあげることが課題ですね。 「ビットコインの週足チャート」 3. リスク管理の重要性 7月の経験から、効果的な資金管理の重要性を再認識しました。特に注目すべきは以下の点です: ストップロスの適切な設定 ポジションサイズの最適化(リスクとの兼ね合いで変動させる】 市場のボラティリティに応じた戦略調整 この3点の今あるルールを調整して、アップデートしようと思います。 皆様も、ここのルールを決めるのは非常に重要ですので、よく考えることをおススメします。 実践的アドバイス 皆様にも自分のトレードについて振り返ることをおススメします。 その際、下記のように実践すると良いと思います。 定期的な振り返りタイミングを設ける(週次、月次) 各トレードを行った理由と結果を記録する